中国で開催中の第19回アジア競技大会（杭州アジア大会）卓球女子シングルスで平野美宇が北朝鮮選手に敗れたことが中国でも大きな反響を呼んでいる。

29日に北朝鮮のPYON Song Gyongと対戦した平野は立ち上がりからミスが目立ち2-4（7-11/11-7/10-12/11-4/5-11/8-11）で敗れてベスト16で敗退した。平野は女子団体で世界ランク2位の陳夢（チェン・モン）を相手にフルセットに持ち込むなど力を見せており、シングルスでもPYONを破って孫穎莎（スン・インシャー）と対戦するというのが大方の予想だった。

中国メディアは平野の敗戦を「番狂わせ」と報じており、SNS・微博（ウェイボー）では「平野美宇」がトレンド入りした。ネットユーザーからは「平野…決めるところで決めないと最後にしっぺ返しが来る」「平野は神のような試合をしたかと思えばどうしようもない試合もする」「番狂わせとは思わない。平野の平常運転」「平野は本当に『神経刀（パフォーマンスが安定しない）』だよな」といった声が上がった。

また、「早田ひなの方がずっと安定感がある。早田ならこういう試合はあり得ない」「（五輪出場をかけたポイントで競っている）伊藤美誠は喜んでいるだろう」「最大の勝者は伊藤美誠だね」「平野のパリ五輪シングルス出場は厳しくなったかもしれないな」「海外勢との対戦なら伊藤の方が安定している。平野は初顔合わせにめっぽう弱い」といった声も寄せられた。（翻訳・編集/北田）