4日、第28回釜山国際映画祭（BIFF）の開幕式のレッドカーペットに、中国の女優ファン・ビンビン（范冰冰）が登場した。

69カ国・地域から約210作品が集まった今年の釜山国際映画祭。ファン・ビンビンは韓国の女優イ・ジュヨンと共演した香港映画「緑の夜」（GREEN NIGHT）によって、「エクセレンスアワード賞」を受賞した去年に続いての参加となった。「ラミ・アル・アリ」の奇抜で華やかなドレスに身を包み、韓国メディアが「仙女の降臨」「セクシーな女神」とその美しさを称賛している。

2018年の巨額脱税騒動後、中国での女優業を事実上制限されているファン・ビンビンだが、海外での活動は活発化している。今年5月には、同じく「緑の夜」によって5年ぶりにカンヌ国際映画祭に参加。先月にはスペインで開催された第71回サン・セバスティアン国際映画祭で、コンペティション部門の審査員を務めている。

中華圏からはファン・ビンビンのほかに、「アジア映画人賞」（Asian Filmmaker of the Year）に選ばれた香港の俳優チョウ・ユンファ（周潤發）が出席。今回のBIFFではスペシャルプログラム「CHOW Yun Fat: True Colors of a Hero/周潤發之英雄風範」として、最新作の「別叫我“賭神”」（One More Chance）および「男たちの挽歌」と「グリーン・デスティニー」が上映される。(Mathilda)