台湾高官が中国による選挙介入に警戒感=「手段が多様化している」―仏メディア

Record China    2023年10月5日(木) 17時0分

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仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版は4日、台湾の高官が中国による選挙介入に警戒感を示したと報じた。

仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版は4日、台湾の高官が中国による選挙介入に警戒感を示したと報じた。

台湾国家安全局の蔡明彦局長は4日の立法院委員会会議で「中国共産党の選挙介入の手段は非常に多様化している」とし、「中国が軍事的な圧力や経済的な脅迫、あるいはフェイクニュースの流布によって、選挙において『戦争か平和か』の選択を作り出し、有権者らを怖がらせようとたくらんでいる」との見方を示した。

蔡氏はまた、「われわれは中国共産党が台湾の世論調査機関やPR会社と協力して結果を操作し、選挙に干渉しようとしている可能性に特に注目している」とも指摘。ただ、関連が疑われる台湾の企業や機関の名前は挙げなかった。

なお、台湾の世論調査では、中国からの独立を主張する与党・民進党頼清徳副総統への支持が最も高いことが示されており、中国は反発している。

2020年の前回の総統選以降、中国は台湾周辺での軍事活動を活発化させている。蔡氏は「中国による演習は先月開始され、その重点は上陸作戦を含め数年前とほぼ同じ」とする一方、「今回は航空機や艦艇がより多く参加しており、通常の弾道ミサイルや核ミサイルを担当する人民解放軍ロケット軍(PLARF)もより多くの演習を行っている」と警戒感を示した。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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