「ヒバを一目見られるなら、黄金一袋を差し出してもいい」。シルクロードにはこんな古いことわざがあります。古代シルクロードの重要な宿場・ヒバは、かつて商人が集い、さまざまな物品が集められ、キャラバンが行き交う隊商路の繁栄を見守った土地でした。

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2022年、習近平国家主席は3回目のウズベキスタン訪問の際、ミルジヨエフ大統領に中国とウズベキスタンの協力によって修復したヒバ旧市街のミニチュア模型を贈りました。この特別なプレゼントの背景には、首脳外交によって両国の文明交流が促進された美談があります。

ヒバ古城は、中国が中央アジアで初めて実施した文化遺産保護プロジェクトです。この古城は中央アジアのイスラム王朝（1077年～1231年）時代の最も完全な古代建築群であり、東西文明の交流の歴史の痕跡が残されています。しかし、老朽化のため、ヒバ旧市街の建物の状態は悪化し、崩壊寸前にまで追い込まれているものもありました。

6年間にわたる修復作業の中で、中国の文化財修復の職人と現地の人々による共同作業が行われ、旧市街は昔の姿を取り戻し、ヒバ旧市街の完全かつ貴重な歴史情報は最大限に保存されました。

「文明は多様であるがゆえに交流し、交流があるからこそ学び合い、学び合いによって発展する」「われわれは自国の文明を活気で満たすだけでなく、他国の文明の発展のために条件を整え、世界の文明が百花繚乱の花を咲かせるようにするべきだ」。この10年間、中国と「一帯一路」を共同建設する17カ国は協力して33の共同考古学プロジェクトを展開し、歴史的遺跡の保護・修復協力に積極的に取り組んでいます。（提供/CRI）