ファーウェイのブランド力が自動車分野でもさく裂、1日当たり販売台数が7000台突破

Record China    2023年10月11日(水) 8時0分

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中国の自動車ブランドであるAITOによると、主力車種の一つであるM7の1日当たりの販売台数が7000台に達した。販売が絶好調である最大の理由は、ファーウェイの絶大なブランド力と見られている。

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中国の自動車ブランドである問界(AITO、アイト)によると、主力車種の一つであるM7の1日当たりの販売台数が7000台に達した。モデルチェンジを発表した9月12日から1カ月足らずで、販売台数は5万台を超えた。アイトの開発や販売には華為技術(ファーウェイ)が全面協力している。M7の販売が絶好調である最大の理由は、ファーウェイの絶大なブランド力と見られている。

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アイトシリーズの完成車を製造しているのは、かつては米国企業だったが現在は100%中国資本の賽力斯(Seres、セレス)だ。ファーウェイとセレスが提携してアイトブランドを立ち上げたのは2022年だった。中国では電気自動車(EV)や燃料電池車、さらにプラグインハイブリッド(PHEV)などが「新エネルギー車」とされている。M7のニューモデルは新エネルギー車として、販売台数が最も早く1万台を突破した車種になった。


M7のモデルチェンジ前、アイトは不振にあえいでいた。8月単月のアイトブランドの販売台数は前年同月比67.9%減の3222台にとどまった。アイトは今年になりM5のスマートドライブ版を発売したが、販売台数の押上げ効果は鮮明でなかった。

M7の新モデルが爆発的な売れ行きを示した大きな要因の一つには、ファーウェイの販売店がアイトを扱っていることにあるとされる。さらに直接には、ファーウェイが8月末と9月初旬に発売したスマートフォン「Mate 60」シリーズの2機種は購入が困難になるほど売れたことだ。ファーウェイのオフライン店舗の来店者が大幅に増加したことが、M7の売り上げにも関係したとされる。また、M7が販売価格を7万元(約145万円)引き下げたことも、売り上げ台数の増加に貢献したとされる。ファーウェイで自動車関連事業の責任者である余承東常務役員は、M7の売れ行きについて「起死回生」と表現した。


自動車関連情報を扱う孫小軍氏によると、M7の主要な競合車種は理想汽車のL7とL8だ。M7がモデルチェンジする前には、顧客がL7やL8に流れる傾向が発生したが、スマート運転能力がすぐれ費用対効果もよい新たなM7が登場したことで、L7やL8を選んでいた顧客がM7に還流する現象が発生したという。

M7について注目すべき現象の一部は、これまでのスマート運転機能の限界をある程度まで破ったことにあるとされる。孫氏が率いる自動車情報メディアの車Fansの調査によると、アイトがスマート運転の状況をネットでライブ配信したことも、スマート運転がもたらす安全性に注目する人の実店舗に向かわせることに貢献したという。


ファーウェイの余常務役員は、モデルチェンジ後のM7について「業界初の全方向衝突防止システムを搭載しており、前方・側方・後方の全方向衝突防止能力を発揮する」、「衝突被害軽減ブレーキ(AEB)の上限速度は時速90キロに引き上げられ、集中力低下や複雑な道路状況による交通事故を90%減少させることができる」と説明していた。

ファーウェイの提携車種のうち、高精細地図に依存しない都市部の高次スマート運転補助が今年12月までに、従来の45都市計画を大幅に上回って中国全国で利用可能になる見通しという。(翻訳・編集/如月隼人


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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