中国に進出したい日本の芸能人必携の「避雷」マニュアル―米メディア

Record China    2023年10月9日(月) 7時10分

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米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは8日、「日本の芸能人が中国に進出する際に必携の避雷マニュアル」とする記事を掲載した。資料写真。

米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは8日、「日本の芸能人が中国に進出する際に必携の避雷マニュアル」とする記事を掲載した。

香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの報道を引用して伝えたもので、それによると、中国の芸能人ファンが中国政府の意向に沿わないコメントをする芸能人に対する寛容さを失いつつある中、日本の大手芸能事務所は芸能人がオンライン上の「地雷原」を乗り越えるのに役立つマニュアルを作成した。

週刊文春の9月の記事によると、11ページに及ぶ「中国進出マニュアル」は、日本の芸能人が中国で反感を買わないようにする方法をガイドしており、靖国神社などを含む政治、歴史、領土に関する話題などSNS上で触れるべきではない問題や、重要な発表をする際に避けるべき敏感な日付のリストを提供している。

英国のランカスター大学でデジタル社会学の講師を務めるワン・ヤン氏は、中国の芸能人ファンの間で極端な「キャンセル・カルチャー」に染まる芸能人が増えている中、このマニュアルは当然の措置だとの見方を示している。

キャンセル・カルチャーとは、社会的に不適切な発言や行動などをした人物を主にSNSを利用して追放しようとする動きのこと。

日本の大手芸能事務所が作成したマニュアルは、韓国ボーイズグループBTSのメンバーやカナダ出身の人気ポップ歌手ジャスティン・ビーバー、韓国ガールズグループTWICEの台湾人メンバーが中国で「炎上」したケースについて解説している。

厦門(アモイ)大学政治学部副教授のジュアン・ユーイー氏は、このマニュアルについて、「中国市場に参入する芸能人と企業の両方に大いに役立つだろう」との認識を示し、「中国市場に参入する芸能人が従うことになる暗黙かつ非公式のルールの一部を明らかにしている」「海外で活動する場合は、その国の歴史、慣習、伝統を尊重し、敏感な政治的問題や差別的問題への直接的関与を避けなければならない」などとコメントしている。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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