Record China 2023年10月10日(火) 8時0分
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台湾メディアの聯合新聞網は7日、「台湾の対日観光赤字には原因がある」とする記事を掲載した。写真は台北。
台湾メディアの聯合新聞網は7日、「台湾の対日観光赤字には原因がある」とする記事を掲載した。
記事によると、今年1月から8月までに日本を訪れた台湾人は延べ262万3000人で、台湾を訪れた日本人49万3000人の5.3倍だ。
その原因について、日本人の海外旅行離れに加えて、円安や航空券の値上がりなどが関係しているとの見方がある一方で、専門家からは、新たな観光イメージブランドを開発しなければ、1年以内にコロナ禍前の水準に戻ることは不可能だとの分析もある。
日本政府観光局(JNTO)によると、今年6月の訪日外国人客を国・地域別に見ると、韓国が最多で約55万人。台湾が約39万人、米国が約23万人。今年4~6月の訪日外国人旅行消費額をを国・地域別に見ると、台湾が最多で1739億円。1人当たり旅行支出は17万6800円で、費目別では買い物代が最も多く、1人当たり6万7000円で、米国人、英国人、韓国人、香港人より多かった。
台北の永康街は日韓の観光客が必ず訪れるといわれるスポットだが、日本人観光客はコロナ禍前と比べて6割減っている。台湾静宜大学観光学部の黄正聡(ホアン・ジョンツォン)副教授によると、円安が続いていることに加えて、日本経済に好転の気配が見られないため、日本人観光客は宿泊代や物価が比較的安い東南アジアを選ばざるを得なくなっている。(翻訳・編集/柳川)
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