イスラエルから脱出した中国人観光客、北京着陸と同時に大きな拍手―中国メディア

Record China    2023年10月13日(金) 13時0分

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12日、極目新聞は、大規模な攻撃を受けたイスラエルから飛行機で脱出した中国人観光客の体験談を紹介する記事を掲載した。

2023年10月12日、中国メディアの極目新聞は、大規模な攻撃を受けたイスラエルから飛行機で脱出した中国人観光客の体験談を紹介する記事を掲載した。

記事は、現地時間7日早朝にパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスがイスラエルに向けて多数のロケット弾を発射し、これに対してイスラエル軍機がガザ地区への空爆を実施するとともに同国のヘルツォグ大統領が「戦争状態にある」との声明を発表したと紹介した上で、当時イスラエル国内に滞在していた女性中国人観光客が緊張と不安の中で空港に向かい、空路で北京に戻るまでの状況を伝えている。

女性は当時7人で同国内を旅行しており、ツアーガイドも同行していた。8日の便で中国に戻る予定で、エルサレムからテルアビブに向かう途中でハマスによる攻撃の情報が入り、同国内が厳戒態勢に入った。7日午前9時頃に突然サイレンが鳴り響き、ツアーガイドから急いで車から降りて付近の建物に避難するよう指示を受け、2、3分後に警報が鳴り止んで建物の外に出てみると、空には飛行機が通過したと見られる白い煙が残っていた。

ガイドは行程を全て取りやめ、女性一行をテルアビブのホテルに避難させた。女性はホテルの中でロケット弾がビルを破壊するニュース映像をテレビで見るとともに、ホテルの窓の外をヘリコプターが通過するのを目撃。緊迫感が高まる中で、中国の友人や家族からは安否を尋ねるメッセージが続々と届いた。

女性たちはホテルで一夜を過ごし、7日の午後7時から9時にかけての爆撃が最も激しかった時間帯にはホテルのシェルターに3度逃げ込んだ。防空システムがロケット弾を迎撃する音が頭上に鳴り響くたびに建物全体が揺れ、外からは時折救急車のサイレンが聞こえ、生きた心地がしなかったという。

不安で眠れないまま夜が明けた8日、午後に乗る予定の北京行き直行便の使用機が北京を大幅に遅れて出発するとの情報があり「飛行機がちゃんと来られるのか、そしてちゃんと離陸できるのか」と緊張が走ったいう。幸い、飛行機は遅れを取り戻して午前11時にテルアビブに着陸し、女性らも無事空港にたどり着いた。搭乗した便はテルアビブを出発して予定より2時間早く北京に到着。着陸時には機内で大きな拍手が起こったという。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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