ようやく爽やかな風を感じ、日中も過ごしやすくなり、秋本番を迎える季節になった。上海では年々、春と秋が短くなってきたといわれているが、行楽シーズンの到来で、郊外への日帰り旅行やキャンプ場のある自然公園などへ出かけ、つかの間の秋を楽しむ市民が増えてくる。

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気候の良い秋になると、外で活動したり、スポーツを始めたくなる人も多いが、今回はスポーツに関する話題。上海でもよく見かけるようになった子供に人気のスポーツ系習い事について紹介する。

上海では英語、ピアノ、バレエ、絵画、水泳、楽器などが定番の習い事として挙げられるが、近年増えてきたのが乗馬、ローラースケート、そしてスキー、スケート、スノーボード、アイスホッケーといったウインタースポーツだ。2022年北京冬季五輪の開催前後から各地でウインタースポーツが盛んに行われるようになり、政府が掲げていた「ウインタースポーツ人口3億人」という目標も達成し、ウインタースポーツ産業が注目を集めている。

上海市内の商業施設にもスキーやスノーボードの基礎が学べるレッスン教室がある。コンベア式で回転する白いベルトの上を滑るのだが、教室の外からレッスンの様子を見ることができる。時折、通りすがりの人が足を止めて眺める姿も目にする。

こうした子供の習い事・教室をワンフロアに集めている商業施設も少なくなく、たいてい4〜5つの習い事・教室がある。例えば、周辺住民をターゲットにしたある商業施設では、前述したスキー・スノーボードのほか、室内乗馬教室、バレエ、ローラースケート教室などがそろう。

最近の習い事のトレンドはカヌー、ミニボードサーフィン、サップ（スタンドアップパドルボード）などのアクティビティーで、とりわけサップ人気が急上昇している。

上海郊外や周辺で親子やグループでサップを楽しむ様子がSNSで多く投稿され、その魅力が広がっている。川や湖を水上散歩でき、自然を満喫できるとあって、子供だけではなく、ハマる女子も増えてきた。キャンプ＋サップという組み合わせも多くなり、手軽に大自然を楽しめる人気コースとして定着しそうだ。

子供の習い事は多様化しており、上海でもその種類は豊富にある。こうした習い事に関する産業はますます勢いよく発展していくだろう。（提供/フライメディア）