Record China 2023年10月23日(月) 7時0分
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19日、環球時報は、中国経済の見通しを予測するにあたり「もう少し辛抱して待つべきだ」とする、米雑誌フォーリン・ポリシーの17日付文章を紹介する記事を掲載した。写真は上海市の虹橋駅。
2023年10月19日、中国メディアの環球時報は、中国経済の見通しを予測するにあたり「もう少し辛抱して待つべきだ」とする、米雑誌フォーリン・ポリシーの17日付文章を紹介する記事を掲載した。
記事は、同誌が「中国経済のような複雑で謎めいたシステムについて、画一的な見方は往々にして危険だ。西側のアナリストによる見方は中国経済データを読み解く上で影響を与え、誤った結論を招く可能性がある。例えば、長年にわたって一部のアナリストは中国の超高速成長が続くと考えてきたが、今では高成長は終わっている。そして今度は、彼らが中国経済の減速を過大評価するという逆の過ちを犯す可能性がある」と論じたことを紹介した。
そして、中国経済の楽観論者でさえ中国経済が今後数年で徐々に減速し、米国などの富裕国と同じ2〜3%の水準に低下するか、成長が突然大幅に減速する可能性があると予測しており、悲観論者に至っては「中国はもう施しようがない」と認識していると指摘したことを伝えている。
その上で、同誌が「中国の経済問題に関するさまざまな問題を前に、人々は衆人が注目するほどの成長を中国経済が実現してきたことを簡単に忘れてしまう」と指摘し、中国が改革開放を始めた1980年ごろの経済規模が米国の11%だったのに対し、現在は米国の71%にまで達しているほか、この40年余りで数億人の中国人が貧困から脱出し、中国は技術面でも世界をリードするようになったと論じたことを紹介した。
記事によれば、同誌はさらにインドのアルビンド・スブラマニアン元首席経済顧問が「中国は現在いくつかの問題に直面しているが、中国は人類史上最も偉大な経済の奇跡を実現したということを忘れてはいけない」とし、2011年に「中国経済は2030年ごろに米国を超える」と予測する本を出した同氏が今なおこの予測を持ち続けていること、資産管理会社マシューズ・アジアの中国問題専門家アンディ・ロスマン氏も「中国経済が低迷を続けている要因の1つは、今年1月に新型コロナ禍から抜け出したばかりだということ。私たちはもう少し辛抱強くしなければならない」と述べたことを併せて紹介している。(翻訳・編集/川尻)
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