中国紙・新京報（電子版）は24日、「韓国政府がインフレ対策で白菜2900トンを放出」とする記事を掲載した。

韓国・聯合ニュースの報道を引用して伝えたところによると、韓国政府は22日、キムチを初冬にまとめて漬ける1年に1度の行事「キムジャン」を控え、白菜2900トンの放出を決定した。これはインフレ対策と国民生活支援のための最新の取り組みだ。

与党「国民の力」のパク・ジョンハ報道官は記者団に、この決定について「政府当局者と同党議員による会合で至ったもの」と説明した。

記事は「そもそも韓国のインフレ率はそれほど高いわけではない」とし、「韓国統計局によると、韓国の消費者物価指数（CPI）の前年同月比上昇率は、8月が3．4％、9月が3．7％と上昇傾向を示しているものの、2022年のインフレ率5．1％と比べると大きく下がっている。韓国政府が白菜を放出するのは、食品価格が常軌を逸するほど高騰しているためだ」と伝えている。

韓国の食品流通当局によると、直近1週間の市場における白菜1株の平均小売価格は750円相当で、わずか1カ月で20％値上がりした。1年前と比べると11％上昇、2018年から昨年までの平均価格と比べると21％上昇している。（翻訳・編集/柳川）