引退表明のホウ・シャオシェン監督、“御用達”女優スー・チーがコメント

anomado    2023年10月26日(木) 17時0分

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引退を表明した台湾の巨匠映画監督、ホウ・シャオシェン監督の病状について、最新作に主演した台湾の女優スー・チーが以前から知っていたことを語った。

引退を表明した台湾の巨匠映画監督、ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督について、最新作に主演した台湾の女優スー・チー(舒淇)が引退の原因となった同監督の病状などを語った。

ベネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いた「悲情城市」(89年)をはじめ、数々の秀逸な映画で知られるホウ・シャオシェン監督について25日、台湾メディアが引退を報道。これに続いて、アルツハイマー病と診断されたことも報じられ、台湾の人々に大きな衝撃を与えた。ホウ監督の家族からは、「完全に家庭に戻り、安らかに過ごしている」との内容の声明も発表されている。

ホウ・シャオシェン監督にとって最後の作品となったのが、第68回カンヌ国際映画祭の監督賞受賞作「黒衣の刺客」(15年)。この作品に主演したスー・チーは、監督の最新作として制作が明らかになっていた「舒蘭河上」( Shulan River)でも主演に起用されている。スー・チーは25日、台湾メディアに対し、「全てはご家族の声明どおりで、監督の静かな生活を邪魔することのないようにしてほしい」とコメント。また、かなり以前からホウ監督の病状を知っていたことも明かしたほか、恩師であるホウ監督について、「映画監督というだけでなく、映画についてたくさんのことを教えてくれた方で、私を愛してくれた人生の先輩です。感謝以外の言葉が見つからない」と語った。

スー・チーは「ミレニアム・マンボ」(01年)で初めてホウ監督に起用され、「百年恋歌」(05年)、「黒衣の刺客」と長編3作品に出演。短編ではオムニバス映画「それぞれのシネマ」の「電姫戯院 The Electric Princess House」(07年)、「10+10」の「黃金之弦 La Belle Epoque」(11年)に出演している。(Mathilda

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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