AI技術を青銅器の研究に応用―中国

人民網日本語版    2023年10月27日(金) 11時30分

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中国はAI技術を青銅器の研究に応用している。

吉林大学は25日午前、「吉金識弁」ミニプログラムの発表会を行った。青銅器の写真をアップすることで、その時代判別と分類をスピーディーに行える。これは吉林大学の学際的研究の成果であり、中国で人工知能(AI)技術を青銅器の時代判別に導入するのは初めてでもある。科技日報が伝えた。

吉林大学考古学院の李春桃(リー・チュンタオ)教授は、「学術界では、青銅器の形・構造と模様は時代と共に変化し、同じ時代の器物は形、構造、模様に共通の特徴を持つとされている。一方でAI技術は画像に存在する関係性または法則の分析に非常に長けている」と説明した。

記者がミニプログラムに青銅器の写真をアップすると、システムは自動的にその年代を特定し、そして5点の似た器物を参考として推薦してくれた。すべての参考器物の下にその名称、出典、出土した墓、時代、現在の収蔵機関などの関連情報が表示された。

李教授は、「チームのメンバーは青銅器に関する資料の整理・記録を踏まえ、AIの強みを十分に発揮し、画像のディープラーニング技術を利用し、青銅器のスマートな時代判別や分類の機能を実現した」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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