東京国際映画祭に参加のため来日したチャン・イーモウ（張芸謀）監督が、ドラッグストア内で31歳年下の妻である陳婷（チェン・ティン）とドラッグストアで買い物をする姿が目撃され、その画像がネットに投稿された。

ネットユーザーが撮影した写真によると、チャン・イーモウと妻のチェン・ティンは黒のカジュアルな服を着て、スニーカーを履いていた。チェンはラフに髪を束ねていた。プライベートでの格好は快適さを重視しているようだ。2人ともマスクを着用していたが、投稿者はチャン夫妻であることに気付いたという。

チャンはある商品に興味を持ったようで、店員が説明をしているように見える。チェンはそばで、店内用の買い物かごを持って立っている。かごの中には商品が入っているが、写真から何を買ったかまでは確認できない。チャン・イーモウは健康の維持に力を入れており、ジョギングも好んでしているという。

チャン・イーモウは1950年4月2日生まれで、現在は73歳だ。チェン・ティンは1981年9月30日生まれで、現在は42歳だ。二人の間には、息子二人と娘一人がいる。チェンはチャンの二人目の妻で、チャンには前妻との間に娘一人がいる。

チャンの前妻との娘である張末（チャン・モー）は映画監督として、複数の作品を手掛けている。チェンの間で生まれた最初の子である息子の張一男（チャン・イーナン）も映画監督への道を歩んだ。最初は短編の実写映画を手掛けようとしたが、現在はアニメ作品を制作中という。チャン・イーモウは当初、この息子に対して、実写版の作品を制作することを勧めたが、断られたという。この息子は日本のアニメ作品を熟知しており、父親の助けも断ったという。チャン・イーモウはアニメについてほとんど知らず、宮崎駿監督について知っているぐらいだという。

チャン・イーモウの子のうち、二人は映画への道を歩んだが、妻のチェン・ティンは、四人の子全員に監督への道を歩ませることはないと発言したことがある。チェンはユーモアを込めて、家の中が監督だらけになると、部屋が散らかりすぎて、必要なものを探すことができなくなるからと説明した。（翻訳・編集/如月隼人）