文学コンクールの受賞作、およそ半数の12作品の作者が同一人物で物議―中国

Record China    2023年11月2日(木) 0時0分

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30日、華商報は、河南省で行われた文学コンクールで、受賞した12作品が同一人物によるものであることが発覚したと報じた。

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2023年10月30日、中国メディアの華商報は、河南省で行われた文学コンクールで、受賞した12作品が同一人物によるものであることが発覚したと報じた。

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記事は、同省方城県文化芸術団体連合会が主催する文学コンクールの受賞リストが26日に発表されたと紹介。応募作品全49点のうち受賞作品は1等2作品、2等5作品、3等6作品、奨励賞12作品の計25作品で、1等賞を含む約半数にあたる12作品が同一の作者によるものだったと伝えた。


また、コンクールを実際に運営した雑誌「裕州心声」の編集長や副編集長、主編、副主編、編集委員メンバーらの作品がいずれも受賞しており、同雑誌関係者以外の受賞作品はわずか5点だったことがネットユーザーから指摘され、「自分たちで運営する活動に参加して賞を取る。審判が選手として参加するようなもので、どうやって公平性を確保するのか」という疑問の声が出たとした。

その上で、華商報の記者が30日に同誌編集長に問い合わせたところ、「現在会議中なので後ほど連絡してほしい」との回答があり、その後連絡を取るも返事がない状態だと紹介。主催者の同連合会は「主催者の同意を得ることなくネット上で発表した。不適切で異常な状況であり、専門家による審査をやり直す」とコメントしたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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