信じていた中国人観光客の裏切り…韓国の免税・美容業界に“中国特需”なしー韓国メディア

Record Korea    2023年11月1日(水) 15時0分

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31日、韓国・聯合ニュースTVは「信じていた中国人観光客の裏切り…免税・美容業界に“中国特需”はなかった」と題する記事を掲載した。写真は現代百貨店免税店。

2023年10月31日、韓国・聯合ニュースTVは「信じていた中国人観光客の裏切り…免税・美容業界に“中国特需”はなかった」と題する記事を掲載した。

記事によると、8月に中国人の韓国行き団体旅行が再開されたことを受け、長期低迷に陥っていた免税・美容業界ではムード刷新への期待が高まっていた。しかしその期待とは裏腹に、中国人観光客が戻ってきたにもかかわらず7~9月期の業績は全く改善されなかったという。

新羅免税店を運営するホテル新羅の7~9月期の営業利益は77億ウォン(約8億5742万円)で、前年同期比71%減少した。特に免税部門の打撃が大きく、営業利益は163億ウォンの赤字(前年同期は6億ウォンの黒字)を記録した。

ロッテ免税店と現代百貨店免税店の7~9月期の業績はまだ発表されていないが、今年上半期の売上高がそれぞれ38.6%、47.1%減少したという。

韓国観光公社によると、中国人観光客の訪韓が再開されたことにより、8月の韓国の免税店の外国人利用客数は前年同期比4倍以上増の59万385人を記録した。ところが同期間の免税店の外国人売上高は8990億ウォンで、1年前より37%減少したという。

利用客が増加したにもかかわらず売上高が減った理由について、記事は「外国人観光客の観光パターンに変化があったため」と指摘している。以前はショッピングメインの観光をしていた中国人観光客が、最近は食などの文化を楽しむ「体験」中心の観光をしているという。

免税店の売上高の大部分を占める美容製品の売り上げもやはり連鎖的に減少している状況で、記事は「中国では最近自国製品を好むトレンドが広がっており、これが韓国コスメ需要減少の決定的要因になっている」と分析している。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「免税・美容業界はコロナ禍の3年から何も学ばなかったのか?」「観光だけでなく輸出も同じ。中国市場は終わった」「ショッピングをするなら韓国より日本、ということに中国人観光客も気づいたのだろう」「中国のレベルが上がり、韓国コスメを爆買いする時代は終わった。これは私でも予測できたこと」「中国人も最近はお金がないのだろう。世界のほとんどが不況なのだから仕方ない」「不動産バブル崩壊中なのに、韓国の免税店で以前のようにガンガンお金を使うわけない。食事だけ楽しんで帰るだろうよ」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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