税金で建ててるのに…市民が行政庁舎のトイレ借りようとして激しく拒否され物議―中国メディア

Record China    2023年11月5日(日) 20時0分

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3日、燕趙都市報は、吉林省の行政庁舎でトイレを借りようとした市民が警備員や職員から激しく拒否されたことが物議を醸し、行政側が公に謝罪するに至ったことを報じた。

2023年11月3日、燕趙都市報は、吉林省の行政庁舎でトイレを借りようとした市民が警備員や職員から激しく拒否されたことが物議を醸し、行政側が公に謝罪するに至ったことを報じた。

記事は、中国のネット上で近ごろ、用事があって訪れた同省白城市住宅・建設局の事務棟でトイレを借りようしたところ激しく拒否される動画が拡散したと紹介。動画には、市民が警備員に「事務棟ではなく行政サービス棟のトイレを使うように」と止められた際に「行政サービス棟のトイレは鍵がかかっていて使えない」と説明、警備員はこの話を信じようとせず、その後事務棟の職員も加わって口論となり、職員が「入れないものは入れない。事務棟は外部に開放していない」と激しい口調で市民を怒鳴る様子が映っていたと伝えた。

そして、この動画がネット上で物議を醸すと、同局の事務所主任が3日「わが局は、トイレ、飲水、休憩など全社会に向けて市民向けにサービスを提供している。外部向けトイレは確かに行政サービス区域にあったが、トラブル発生時に警備員はトイレが故障しているのを知らず誤った対応をしてしまった」と説明し、市民に対して謝罪を行い了解を得たこと、当事者に対してけん責、教育を行ったこと、今後同様のトラブル発生を絶対に防ぐことを明らかにしたと紹介している。

この件について、中国のネットユーザーは「それで今後はトイレを借りられるのだろうか」「拒否、謝罪、拒否、謝罪の繰り返しじゃないかな」「この前警察署に行ったら、中に駐車場があるのに市民用じゃないから外に止めてこいと言われた」「行政機関のトイレは、営業時間中は市民向けに開放するよう規定されているのにな」「市民の税金で建てたビルのトイレを市民が使えないなんておかしい」「人民に奉仕するという言葉をきれいさっぱり忘れちゃってる」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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