Record Korea 2023年11月7日(火) 11時0分
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6日、韓国メディア・韓国経済によると、韓国与党「国民の力」の李俊錫前代表が、韓国で生まれ育ち韓国国籍を有する同党の印曜翰革新委員長に対し人種差別的発言を行なったとして、物議を醸している。資料写真。
2023年11月6日、韓国メディア・韓国経済によると、韓国与党「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)前代表が、韓国で生まれ育ち韓国国籍を有する同党の印曜翰(イン・ヨハン)革新委員長に対し人種差別的発言を行なったとして、物議を醸している。
印委員長は全羅南(チョルラナム)道・順天(スンチョン)出身で、英語名はJohn Alderman Linton。特別帰化により韓国国籍所有者となった。
李前代表は4日に釜山(プサン)・慶星(キョンソン)大学で行なわれたイベントに出席。司会者の提案で客席の最前列にいた印委員長にあいさつした際、「Mr.Linton」と呼びかけ、英語で話し続けた。英語で話す理由は「あなたは私たちの一員にはなったが、現状としては私たちと同じには見えないから」だなどとも話していたという。これに印委員長は、「私よりはるかに英語が上手なようだ」と笑って対応したが、翌日、メディアの取材に対し「祖母は木浦(モクポ)、父は群山(グンサン)の生まれ、私も全羅道で生まれた。少し残念な気持ちだった」と吐露している。
党内部からも人種差別だという批判が上がる中、李前代表は5日にYouTubeライブ配信を行い、「冒とくするために英語で話すつもりだったのなら、全て英語で通した。あきれて物も言えない」「相手の言語力に配慮して話したのに、それを人種差別的偏見だとは」などと反論したという。
こうした中、米イェール大学医学部精神医学科のナ・ジョンホ教授は自身のFacebookで、李前代表の言動について「明らかな人種差別だ」と指摘した。「もしも米国の政治家が公の場で、韓国系米国人二世に対し『韓国系だから』という理由だけで韓国語を使って皮肉を話し続けたとしたら、人種差別者として追放されるだろう」と述べ、李前代表は「政治家の資格に欠ける」と切り捨て、「公の場で謝罪すべきだ」と謝罪を促している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「政治家の前に人間としての資格に欠ける」「こんなレベルの人間が政治家だと名乗ってうろついているのを見ると、この国には未来がないなと思う」「米国の大学に通ったのなら分かるだろう。これは立派な人種差別で、即刻退学になってもおかしくないものだ」「印委員長は韓国でも最高の愛国者の家柄だ。そんな人に英語で話し続けるのは、『あんたは韓国人じゃないだろう』という生意気な態度にしか見えない」「印曜翰の品格が再認識され評価が上がり、李俊錫の高慢と浅はかさが明らかになった」など、李前代表への批判の声が殺到している。(翻訳・編集/麻江)
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