岸田文雄首相のフェイク動画、中国メディアも報じる

Record China    2023年11月6日(月) 22時0分

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岸田文雄首相のフェイク動画が物議を醸している問題を中国メディアも報じた。出典:首相官邸ウェブサイト(https://www.kantei.go.jp/)

岸田文雄首相のフェイク動画が物議を醸している問題を中国メディアも報じた。

中国メディアの観察者網は6日、読売新聞の報道を引用する形で、人工知能(AI)によって制作された岸田首相のフェイク動画がSNS上で拡散していると説明。動画内でロゴを無断使用された日本テレビが「到底許すことはできない」と表明したこと、問題の動画がX(旧ツイッター)に投稿されるとわずか1日で232万回閲覧されたこと、動画を投稿した男性が制作に費やしたのがわずか1時間で「ツッコミ待ちのたんなるかまって行為」と説明したことなどを伝えた。

また、今回の件を受け、「欧米諸国で政治家のフェイク動画が世論操作に悪用されていることから、日本国内でも規制を求める声が高まる可能性がある」との見方が出ていると紹介。SNS上にフェイク動画が相次いで投稿されていることについて、総務省もかねてから警鐘を鳴らしていたと伝えた。

フェイク動画は岸田首相が卑猥で下品な言葉を口にするという内容だったが、中国メディアの報道では内容について一切触れられていない。そのため、中国のネットユーザーからは「で、このフェイク動画では何を言わされたんだ?」「たぶんAIが本当のことを言ってしまった(から批判されている)のだろう」との声や、「日本のテレビ局はロゴを無断使用されたことに怒っている。つまり、首相の顔を濫用することについては特に気にしないということか」といった声が寄せられた。

また、フェイク動画について「もし戦争で敵側のリーダーがAI技術で作った偽情報を流して軍人や一般人の心理を惑わすと考えると、確かに恐ろしい」「これからは動画も信用できなくなるのか」「これは信用の危機だ。もし戦場での映像が加工されたら真偽の判断が困難になり、大きな災難を生むことになる」「技術が生まれたら早急に規範作りが必要。古い手段では抑え込むことが難しい」といった声も寄せられた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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