エアバスA350と競合、中国国産旅客機「C929」の開発進展に仏メディアが注目―中国メディア

Record China    2023年11月14日(火) 7時0分

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中国メディアの参考消息はこのほど、中国国産旅客機「C929」の開発をめぐる最新の進展にフランスのメディアが注目しているとする記事を掲載した。

中国メディアの参考消息はこのほど、中国国産旅客機「C929」の開発をめぐる最新の進展にフランスのメディアが注目しているとする記事を掲載した。

記事によると、仏ニュースチャンネルのBFMTVは7日付記事で、中国の国有旅客機メーカー、中国商用飛機(COMAC)について「世界の空でエアバスとボーイングの複占を打破するという野心を示し続けている」と指摘。中国で設計・製造された初の単通路短中距離機であるC919に続き、エアバスA350またはボーイング777Xと競合する中長距離ワイドボディー機C929の開発に注力し、同社の戚学鋒(チー・シュエフォン)副総経理が3日に開催された中国航空運輸協会(CATA)主催の「第1回CATA航空大会」で「C929が詳細な設計段階に入った」と報告したことを取り上げた。

記事は、C929について「中国が開発している初の大陸間ジェット機で、座席数は250~350席、航続距離は1万2000キロメートル」とし、C919のチーフデザイナーである呉光輝(ウー・グアンフイ)氏が、C929の二酸化炭素排出量について、旧モデルと比較して60%削減されるだろうと述べたことに触れた。

また「COMACはC929プロジェクトのスケジュールを明らかにしておらず、開発作業はまだ何年もかかるだろう。しかしC919の就航により、エアバスやボーイングに対する中国国有メーカーの脅威はますます大きくなっている」とも指摘。「C919は、中国と一部の国を除けば、欧州や米国では認可されておらず、その活躍の場は依然として限られている。だが地元企業からの気前が良い注文のおかげで勢力を拡大し続けている。中国東方航空は今年9月、C919を100機追加発注した」「中国は航空機メーカーにとって戦略的な市場となっており、企業は大量の注文を行っている。この国は現在、世界の航空交通量の20%を占め、この数字は毎年5%以上増加している」などと伝えた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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