Record China 2023年11月13日(月) 17時0分
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大阪府摂津市の住民の血液から化学物質が検出された問題が13日、中国SNS・微博(ウェイボー)でトレンド1位に浮上した。
報道によると、研究者や医師らで作る団体が今年9月以降に同市住民を中心に有機フッ素化合物「PFAS」の血中濃度を調査したところ、87人中31人から米国の基準値を超える濃度が検出された。「PFAS」の一部は米国の研究で発がん性などが指摘されている。
「PFAS」は一部空調機の製造に使用されており、これまでにも全国各地の河川や地下水などから高い濃度で検出されており、大手空調メーカー「ダイキン工業」の建物に近い摂津市の地下水からも高濃度で検出されていた。団体は今後、調査対象を拡大するとしている。
中国国営の新華社はこの事象を伝えた上で、「PFAS」について「分解しにくく、環境や人体に蓄積されるため、恒久的化学物質と呼ばれる」と説明。専門家の解説として「このような物質で汚染された水を大量に摂取すると生殖能力や児童の発育に影響を与える可能性があり、ひいては乳がんや前立腺がんなどを引き起こす」と伝えた。
また、「日本の一部住民が血液検査で異常、水の汚染と関連か」との見出しで伝えており、微博のトレンドでは「日本の一部住民が血液検査で異常」が1位に。ネットユーザーからも「変異が始まった」「怪物が生まれるぞ」「他人を害し、自らをも害する」「自業自得」「日本は(処理水を)放出し終わったらごめんなさいと言い、20年後には以前の日本人がやったことで今の日本人とは関係ないと言い、50年後にはそんなこと歴史上存在しなかったと言い出す」といった声が寄せられた。
一方で、「海外のことについては国内のことよりも事細かに注目するんだな」「同じ基準で北京、上海、広州を調べてみてくれないか」「中国国内の汚染地域はなぜ調べないのか。毎日のように他国のことを取り上げるが、自分の所の土地は調べる勇気がないのか」など、中国国内の汚染状況についても詳しく調査すべきとの声も散見された。(翻訳・編集/北田)
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