台湾メディアのCTWANTは13日、英ロックバンドのリストバンドの返却を拒んだ台湾の女性ファンにネット上で批判が殺到していると報じた。

英ロックバンド・Coldplay（コールドプレイ）は環境保護に熱心なことで知られ、各国でライブを行う際に観客に配布したLED付きリストバンドをライブ終了後にリサイクルのために回収、その回収率を公表している。

現在のところ回収率が最も高かったのが日本（東京）で97％。以下、デンマーク（コペンハーゲン）が96％、アルゼンチン（ブエノスアイレス）が94％、台湾（高雄）が93％、米国（シカゴ）が90％となっている。

記事によると、今月11、12日に台湾・高雄で行われたライブ前、ファンの間では「共に素晴らしい（回収率の）記録を打ち立てよう」と呼び掛ける声があったが、ある女性ファンはフェイスブックに「私たちはお金を払ってチケットを買い、入場するんだ！リストバンドはもともと私たちの記念品だ！なぜあなたたちが高い回収率を達成するために私の権利を犠牲にしなければならないのか？返したいなら自分が返せばいい！私は絶対に返さない」と投稿した。

ライブ後、別のフェイスブックユーザーはこの投稿を取り上げ「残り7％の原因を発見した。こういう考えの人が回収率を下げた」と紹介。他のユーザーからも「こんな人間は絶対にファンではない」「金さえ払っていれば会場の椅子を持ち帰っていいというのか？」「あなたはレストランに食事に行って、食器を持って帰るのか？」「チケット購入時にリストバンドは返却してくださいって書いてあったでしょうに…」「（チケット代の）数千台湾ドル程度でずいぶんデカい顔するなあ」といった批判の声が殺到したという。（翻訳・編集/北田）