元f(x)ソルリさんの生前インタビュー公開「きれいな自分が嫌だった」=韓国ネット「気の毒」

Record Korea    2023年11月15日(水) 15時0分

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14日、韓国・MBNによると、アイドルグループ「f(x)」の元メンバー、ソルリさんの生前のインタビュー映像が公開された。写真はソルリさん。

2023年11月14日、韓国・MBNによると、アイドルグループ「f(x)」の元メンバー、ソルリ(本名:チェ・ジンリ)さんの生前のインタビュー映像が公開された。

Netflixでこのほど、「ペルソナ -仮面の下の素顔-: ソルリ」が配信された。ソルリ主演の短編映画「4: クリーンアイランド」と、長編ドキュメンタリー映画「ジンリに捧(ささ)ぐ」の2本で構成されている。

「ジンリに捧ぐ」は19年に行われたインタビューの映像で、ソルリさんはさまざまな質問に正直に答えている。「きれい」という言葉に関する質問に対しては、「幼い時からずっと『きれい』という言葉の中に閉じ込められていた。人に『きれいだ』と言われると、どういうつもりで言っているのか気になった」「まるでずっときれいな行動をしていなければいけない気がしたし、実際に『慎ましく、きれいな子』に見せなければ叱られた。その頃からずっと反抗心があった」などと答え、若くして入った芸能界での苦しみを打ち明けている。また、「お前はきれいな女に生まれたのだから何も知らなくていい」「お前はきれいなだけでいい」と言われてきたといいい、「きれいな自分が嫌だと思うことが多かった」とも話している。

「アイドルも労働者だと思うか?」との質問には、しばらく悩んだ末に「はい」と答え、K-POPアイドルについては「最悪」だと語った。「(人々は)芸能人も人間だとは思っていないようだ。芸能界で仕事するようになって一番よく言われたのが『お前は商品だ。人々にとって最上級、最高の商品として存在しなければいけない』ということだが、当時は異常なことだとは気付いていなかった」と振り返っている。

その他、周囲から意見を求められることはなく、「やれと言われたことをやるだけで、何も考えていなかった。つらくて死にそうなのに、ずっと自分のせいにしていたと思う」「自分がコントロールできるのは、自分に痛みを与える時だけだった」「自分の考えを話すようになって、自分自身について考えることが増えた。何も知らずに生きていられたら、もっと幸せな人生を歩めていたのではと思う」などとも打ち明けている。

ソルリさんは19年10月に25歳の若さで自ら命を絶った。生前、ネット上の悪質なコメントなどが原因でうつ病に苦しんでいたとされている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「彼女がもし生きていたら、きっと今も悪質なコメントがあふれかえっていただろう。それでもどうにか生きていてほしかった。芸能界引退とか、何か方法はあったのではないか」「芸能人にならず平凡な人生を選んでいたら、ささやかでも幸せな日々を遅れただろうに。気の毒でならない」「芸能人になるべきではなかった人だ。惜しい人を亡くした」「ソルリの気持ちは分かるけど、彼女の選択を美化したくはない。人生は誰にとっても容易なものじゃないはずだ」「ソルリ、どうかそっちで幸せに過ごしていてほしい」など、哀悼のコメントが多数寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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