2023年11月13日、中国の動画メディア「沸点視頻」の微博アカウントが、山東省にある商業施設でテナント従業員同士の集団乱闘が発生したことを報じた。

記事によると、同省浜州市にある商業施設「万達広場」の1階で12日午前11時ごろ、この施設に入る2つのテナントの女性従業員約20人が互いにつかみ合い、殴り合いの乱闘を繰り広げる一幕があった。

ネット上で拡散した動画には、濃紺の制服を着た従業員のグループと、カーキ色の制服に白地のたすきを掛けた従業員のグループが売り場内で乱闘を起こし、1人を相手に数人がつかみかかる、プラスチックの椅子のような物を持って相手にタックルする、販促品で相手をたたくといった乱暴ぶりが映っていた。

目撃者の話によると乱闘は数分間続き、関係者や来店客が止めに入るものの一向に収まらず、警備員が制止してようやく収束したという。現地の警察は「客の呼び込みをめぐり双方でトラブルが起きた」と乱闘の理由を説明するとともに、立件の上、捜査を進めていることを明らかにした。

中国のネットユーザーは「敢闘精神を見せた従業員にボーナスが支給されそう」「良い悪いは別として、この2つの店はチームプレーの精神に満ちているようだ」「現場にいたパンダの着ぐるみ3体がそそくさと避難してた」「パートの仕事だろうに、そこまで命を賭けてどうするのか」「これぞまさに『商戦』だわ」「今の時代、商売するのも大変なんだなあ」といった感想を残している。（翻訳・編集/川尻）

中国のショッピングモールで大勢の店員が大乱闘 pic.twitter.com/SEQTfI0m6L

— 中国動画 (@RC00547555) November 16, 2023