フライメディア 2023年11月21日(火) 5時30分
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上海ならではの朝食にスポットを当ててご紹介する。
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毎日の三度三度の食事に何を食べるかは意外に大きな人生のテーマ。今日は上海ならではの朝食にスポットを当ててご紹介する。上海に限らず、中国では朝ごはんを外で食べるのが一般的。メニューも地域ごとに特色がある。
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上海では昔ながらの朝食メニューとして挙げられるのが「4大金剛」だ。「金剛」とは金剛神や金剛力士と訳される神々しい単語。さしずめ「4天王」といったところ。上海で昔から愛される朝の4大メニューを指している。上海の飲食店でローカルメニューを食べてみた。
1、大餅
「餅」と聞くと、日本人はお正月によく食べる「おもち」を想像するが、中国語で「餅(ビン)」は、小麦粉を水で練った生地を焼いた食べ物。主食として食べる。餅は中国各地にさまざまな種類があるが、上海の朝ごはんで人気の大餅は中に砂糖が入った甘口のもの。
2、油条
「中華式揚げパン」と訳されることが多い油条だが、これも日本人が普通に想像する「揚げパン」とは一線を画している。これも小麦粉を水で練った生地(大餅よりも水分多めでどろどろしている状態)を油で揚げたもの。細長い棒状をしている。特に味がついているわけではなく、そのままで食べるとシンプルな味。豆乳に浸して食べるとおいしい。
3、糍飯糕、糍飯団
糍飯はもち米を蒸して炊いたご飯のこと。それを形を整えて油でカリッと揚げたものが糍飯糕だ。糍飯団は蒸したもち米に漬物、アヒルの卵の塩漬けなどの具を入れて丸め、ギュギュッと形を作ったおにぎり。油条を具にしたボリューム満点の糍飯団も注文できる。
4、豆漿
豆乳のこと。豆乳は広く中国で朝食メニューとして飲まれている。中国ではホットで飲み、しょっぱい豆乳もあるのが特徴。しょっぱい豆乳はしょうゆ、酢、干しエビ、のり、漬物、ネギが入った碗に熱々の豆乳を流し入れて作る。スープ感覚で飲める豆乳だ。油条を豆乳につけて食べることも多い。
古い町並みが残るエリアでは、朝になると4大金剛を出す店があり、大勢の人が買いに来る。4大金剛は朝食メニューの中でもささっと食べられ、栄養満点なところが人気の秘密だろう。
上海で定番の朝食メニューには他に肉まんや野菜まん、麺、数年前に上海で大人気を博した雑粮餅などがある。一日の活力となる朝食、中国を訪れたら街に出て現地で人気の朝食メニューを味わってみてほしい。(提供/フライメディア)
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