軍事転用可能、中国から小型オフロード車を買いまくるロシア―独メディア

Record China    2023年11月24日(金) 13時0分

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23日、独国際放送局RFIの中国語版サイトは、ウクライナとの戦争を続けているロシアが中国から軍事転用可能な小型オフロード車の購入を続けていると報じた。

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2023年11月23日、独国際放送局RFIの中国語版サイトは、ウクライナとの戦争を続けているロシアが中国から軍事転用可能な小型オフロード車の購入を続けていると報じた。

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記事は、ロシア・ウクライナ戦争を発動したことに対する国際的な制裁措置により、西側の自動車会社のほとんどがロシアとの協力を打ち切る中、中国からのオフロード車の輸入が増加していると紹介。今月中旬には537台の中国製オフロード車「デザートクロス1000-3」がロシアに納車され、来年3月までにさらに1590台がロシア納車されるという報道を伝えた。

また、「デザートクロス1000-3」のスペックについて車体重量は1050kgで、550kgの荷物を積載でき、300kgのトレーラーをけん引できるとし、基本価格は1万7200米ドル(約257万円)と説明。ブルガリア軍の情報筋によると、このジープは主に偵察、救助、物資輸送に使用されるが、遠隔地での負傷者輸送にも使用されると伝え、ウクライナのメディアはロシア軍がこの車両をすでに多数使用していると報じたこと、 「ユーロ・アジアン・タイムズ」がロストフ南部軍管区を訪問したロシアのプーチン大統領が、同車両の性能について説明を受けたとの写真付きの情報をSNSで発信したことを紹介している。


さらに、南ドイツ新聞の報道としてロシアが大型車の需要を急速に高めており、現在では2019年の2倍以上に当たる毎月平均1万4000台の積載用車両が当局から認可を受けていると紹介した上で、ロシア政府関係者は大型車需要増の理由に「大規模なインフラプロジェクト」を挙げているものの「軍事的ニーズの方が明らかに妥当である」と指摘。「関連データによると、ウクライナ戦争前にロシアは中国から大型車をほとんど購入していなかったが、戦争の進行に伴って中国から購入する大型車の数がどんどん増えている」と伝えた。

記事は、中国が公式にはロシア・ウクライナ戦争における中立を再三表明しているものの現実は異なるとし、米シンクタンク大西洋評議会の専門家が以前「中国はロシアに直接武器を供給していないが、中国の供給品や装備品は、ロシアによるウクライナへの侵略と占領の遂行を助けている」と評していたことを紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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