Record China 2023年11月30日(木) 8時0分
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中国メディアの環球時報は29日、「中国企業がフォルダブルフォンの爆発的な普及を主導し、急速なイノベーションを強いる」とする米メディア、ディスプレー・デーリーの記事を取り上げた。
記事によると、フォルダブルフォン(折りたたみスマートフォン)は今年、18の新モデルの発売により爆発的に成長し、うち13モデルが京東方(BOE)やTCL子会社の華星光電(CSOT)などの中国メーカーのディスプレーを採用していたことが、市場調査会社Omdiaの報告書で分かった。
今年発売されたフォルダブルフォンの猛烈なペースは、中国のディスプレーメーカーの競争力の高さを浮き彫りにしている。来年の折りたたみ式ディスプレーの世界の需要が約1450万台に達する中、中国企業は1300万台を供給すると推定されている。
中国のディスプレーメーカーは、大量生産の低温多結晶酸化物(LTPO)バックプレーン、偏光板レス化技術、極薄カバーガラスを携えて市場に参入した。
トップのサプライヤーであるBOEは第3四半期に約130万台の折りたたみ式ディスプレーを出荷し、小規模なライバルであるTCL CSOTは50万台、維信諾(Visionox)は35万台を出荷した。
記事は「こうした競争は消費者にとって恩恵となっている。消費者は600~2000ドル(約8万8200~29万4000円)の価格帯から複数の折りたたみフォームファクタを選択できる。しかし、ライバルに追いつくことを強いられているメーカーは、容赦ないイノベーションのペースに疲弊している。それでも、企業はすでに、さらに限界に挑戦するデザインを見据えており、次に回転可能で拡張可能なディスプレーが登場すると予想されている」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)
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