中国メディアによると、中国の西安近郊にある世界遺産「秦始皇帝陵及び兵馬俑坑」で、年配の女性客が兵馬俑坑に向かってたんを吐き、たばこの吸い殻を投げ捨てる様子を捉えた動画がSNS上で拡散し物議を醸した。

これを受け、秦始皇帝陵博物院は27日、SNSの微博（ウェイボー）で声明を発表。臨潼区の観光管理当局や公安機関との調査により、当事者に関する情報を把握したことを明らかにした上で、秦始皇帝陵博物院の見学エリア内は禁煙であり、喫煙などの非文明的な行為により文化財や遺跡への損害などの重大な結果を引き起こした場合は、相応の法的責任を負うことになると注意を促した。

これについて、中国のウェイボー利用者からは「けしからん」「まだこんなことをする人がいるのか」「生涯出入り禁止にすべき。人は罰が当たらないと学ばない」「罰として兵馬俑と一緒に1年間立たせたらいい」「みんなで徹底、文明的な見学」などのコメントが寄せられた。（翻訳・編集/柳川）