中国・四川省成都市のパンダ基地で、ジャイアントパンダに木の枝や石を投げつけた客2人が施設への出入りを生涯禁止された。また、規定に違反した別の客1人も1年間の出入り禁止となった。中国国営の中央テレビ（CCTV）が1日付で伝えた。

報道によると、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地・江堰繁殖育成野放研究センターで10月24日、50歳の男性が見学中に木の棒をパンダに投げつけ、その場で警備員に制止・注意された。同センターはパンダに深刻な危害を及ぼす可能性があるとして、この男性を「生涯出入り禁止」とした。

また、11月29日には55歳の女性がパンダに石を投げつけ、注意したほかの客と口論となる事案が発生。この女性にも同じく生涯出入り禁止を通告した。同日には31歳の男性がペットを連れて施設内に入り、発見した職員に注意される騒動も起きており、この男性は1年間の出入り禁止となった。

中国のネットユーザーからは「こういう客には厳しく対応を」「あんなにかわいいパンダをどうして傷つけようと思えるのか」「マナーを守って見学を！」「永久追放、支持する」「ブラックリストに登録せよ」「全ての動物園を出禁にすべき」「こういう人間は一つの施設だけじゃなくて、全国の観光地を出禁にすべきだ」などの声が上がっている。（翻訳・編集/北田）