Record China 2023年12月5日(火) 15時0分
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台湾・中時新聞網は1日、中国江蘇省で1994年に出土した漢代の銀製の器について、「最初は巨大な酒器と考えられたが、実は王の入浴用の『たらい』だった」との記事を掲載した。
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台湾メディアの中時新聞網は1日、中国江蘇省で1994年に出土した漢代の銀製の器について、「最初は巨大な酒器と考えられたが、実は王の入浴用の『たらい』だった」との記事を掲載した。
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この器が出土したのは同省徐州市で見つかった「獅子山楚王漢墓」。記事は、中国中央テレビ(CCTV)の番組「中国国宝大会」で「直径約50センチ、深さ約20センチ、さらに内側には数個の『丸石』があった。最初は酒器と考えられたが、容量が大きすぎる点が解せなかった」と説明されたことを紹介。その後、楚王の入浴用のたらいと分かったのは器に「浴沐」「●容(●=絹の「糸」を「金」に)」の文字が刻まれていたためで、「丸石」は「あかすり」のためのものだったという。
番組に出演した四川大学考古文博学院の斉東方(チー・ドンファン)教授は、出土した漢代の銀製の器としては自身の知る中で最大のものだと説明。また、中国社会科学院考古研究所研究員の劉瑞(リウ・ルイ)氏によると当時、入浴は非常に重視されており、役人には入浴のための休暇制度もあったという。(翻訳・編集/野谷)
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