日本が高麗版大蔵経の世界遺産登録推進、韓国教授「最後まで注視」=韓国ネット「なぜ韓国のものを?」

Record Korea    2023年12月5日(火) 14時0分

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4日、韓国・JTBCによると、日本政府がユネスコ世界記憶遺産の国内候補に高麗版大蔵経の木版印刷本を選んだことを受け、徐ギョン徳誠信女子大教授が「韓国のものだという点を明確にするべき」と主張した。

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2023年12月4日、韓国・JTBCによると、日本政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(世界記憶遺産)の国内候補に高麗版大蔵経の木版印刷本を選んだことを受け、韓国の広報活動などに取り組む徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)誠信女子大教授が「韓国のものだという点を明確にするべき」と主張した。

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日本政府は最近、ユネスコ「世界記憶遺産」国際登録の国内推薦候補に、浄土宗大本山増上寺の所蔵する三種の仏教聖典叢書(そうしょ)と原爆投下後の広島を撮影した写真と映像を推薦することを決定した。三種の仏教聖典叢書は、中国の南宋時代(12世紀)、元時代(13世紀)、朝鮮の高麗時代(13世紀)に制作された約1万2000点に及ぶ木版の経典。

徐教授は同日、自身のSNSで「世界記憶遺産はユネスコが貴重な記録物を保存し活用するために価値ある記録遺産を選定する事業で、他国起源の記録物の登録を申請することも可能であるため、日本の登録推進自体を阻止することはできない」と説明。

その上で「三種の仏教聖典叢書との名目から、世界の人がその起源を日本の仏教と誤解する可能性があるため、高麗版大蔵経は韓国のものだという点を明確に示すよう最後まで確認する必要がある」と主張した。


また「日本は軍艦島の世界遺産登録の際、『朝鮮人強制労働者について明示する』と約束したが、いまだにその約束を果たしていない」とも指摘。さらに「注目すべきもう一つの点は、日本が原爆投下後の広島を撮影した写真を候補に選んだこと」とし、「戦争責任に関する記録を排除し、被害だけを目立たせる意図ではないか、最後まで注視しなければならない」と主張したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「盗んだ遺産を登録しようとすること自体、恥ずかしいことでは」「なぜ韓国のものを登録する?。日本には古い文化財もないのか?」「日本政府は平気でうそをつくから気をつけた方がいい」「徐教授は韓国の文化財についていつも外交部より先に動いてくれる」「外交部や文化体育観光部は何をしているのか」「現政権は日本の主張を支持するのだろう」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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