Record Korea 2023年12月14日(木) 13時0分
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14日、韓国・ソウル経済はこのほど「大学教授が選ぶ今年の四字熟語1位は『見利忘義』だった」と伝えた。
2023年12月14日、韓国・ソウル経済はこのほど「大学教授が選ぶ今年の四字熟語1位は『見利忘義』だった」と伝えた。
記事によると、韓国の大学教授1315人に今年を表す四字熟語について尋ねたところ、「見利忘義」(396票・30.1%)が1位となった。
見利忘義は「利欲に目がくらんで、道義を忘れる」との意味。回答者は、大統領の親戚や政治家が利益に目がくらみ、高位公務員の子どもの校内暴力や個人投機問題に寛大である点を指摘した。また、社会が全般的に利益を追求する中で価値が失われる時代になったため、社会の指導層が共同体の義を実践する姿を見せなければならないと強調したという。
キム・ビョンギ全北大名誉教授は「韓国の政治家は正しい方向に導くことよりも、自身の属する集団の利益のことを考えている」とし、「出世や権力といった利益を得る目的で自身の集団に有利となる政策を立案し施行したと思われる事例は少なくない」と述べた。
2位は25.5%(335票)を得た「賊反荷杖」で、「盗っ人たけだけしい」「加害者が居直る」といった意味。これを選んだイ・スンファン高麗大名誉教授は「国際外交の舞台で暴言を吐いたことは記者やメディアのせい、無能な国政運営の責任は前政権のせいにして、言論の自由を弾圧しつつ自由を叫ぶ欺瞞(ぎまん)を反省するべきだ」と述べたという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「現政権の実情を表すのに最適な四字熟語だ」「見利忘義と聞いてしっくりきたことが悲しい」「大統領はこの声をしっかり聞いて心に刻んでほしい」「政治家だけでなく社会全体がそう。『自分の10ウォンのためには社会の10兆ウォンが犠牲になってもいい』というような事件事故が当たり前になった」「『見利忘義』がより現実的で、うまく生きていると評価される時代になってしまった」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本)
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