人民網日本語版 2023年12月14日(木) 20時30分
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人工知能・デジタル経済広東省実験室の若手学者で、中山大学教授の黄凱氏のチームはこのほど、独ミュンヘン工科大学と高度な生物模倣のネズミ型ロボット「NeRmo」を研究開発した。
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人工知能(AI)・デジタル経済広東省実験室(広州)の若手学者で、中山大学教授の黄凱(ホアン・カイ)氏のチームはこのほど、独ミュンヘン工科大学と高度な生物模倣のネズミ型ロボット「NeRmo」を研究開発した。関連成果は「Science Robotics」に掲載された。このロボットの重要なイノベーションは、そのフレキシブル脊椎の水平スイング設計により、ロボットの運動の柔軟性と効率が大幅に向上したことだ。中国科学報が伝えた。
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現代の四足歩行ロボットは足により高度な動態と柔軟な移動を実現しているが、その運動方法は依然としてぎこちない。そのため柔軟な脊椎の設計をロボットの構造に融合することは、ロボットの敏捷性の向上、特に体積に制限があり動力が不足する小型および駆動なしの四足歩行ロボットにとって極めて重要となる。
NeRmoは生物模倣のネズミ型ロボットとして、ネズミの四足歩行中の筋肉と骨格の効率的な動きを巧みに模倣している。その中心的な注目点は柔軟で弾力性のある脊椎だ。体重を支えられるだけでなく、柔軟に伸ばし、曲げることもできる。生物の脊椎の機能をリアルに再現した。
黄氏は、「同研究は柔軟な脊椎の動物の運動能力における重要性、とりわけ敏捷性の向上における顕著な役割を明らかにした。研究成果は脊椎を持つ歩行ロボットの設計分野の発展を推進するだけでなく、運動制御関連の研究にも全く新しい視点をもたらしている」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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