家に閉じこもる韓国の若者たち、きっかけは就職失敗と対人関係=韓国ネットからは厳しい声

Record Korea    2023年12月18日(月) 8時0分

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14日、韓国・マネートゥデイは「孤立・隠遁(引きこもり)生活を送る青年たちは就職の失敗と対人関係の難しさが原因で外部と断絶された生活を送るようになったことが分かった」と伝えた。

2023年12月14日、韓国・マネートゥデイは「孤立・隠遁(引きこもり)生活を送る青年たちは就職の失敗と対人関係の難しさが原因で外部と断絶された生活を送るようになったことが分かった」と伝えた。

保健福祉部は先ごろ、全国の19~39歳の「孤立・隠遁青年」を対象にインターネット上で実施した聞き取り調査の結果をまとめた資料を公表した。政府が全国単位で孤立・隠遁青年の実態を調査したのはこれが初めて。調査に応じたのは2万1360人、このうち「1次危険群」と識別されたのが1万2105人で、その中から8874人が最終回答に応じた。全く外に出ない「最高危険群」は504人に達した。最終回答者のうち女性は72.3%で、男性の約2.6倍だった。

調査対象者のうち家族や知人らと一緒に暮らしている人は69.9%で、それ以外は1人暮らしだった。未婚者は89.5%、配偶者がいる人は8.6%だった。暮らしの満足度は10点満点の3.7点で、全国の青年の平均点(6.7点)を大きく下回った。自分の経済水準は「下層」だと認識している人が75.7%だった。

孤立・隠遁生活を始めた原因は「職業関連の困難」(24.1%)、「対人関係」(23.5%)、「家族関係」(12.4%)、「健康」(12.4%)の順となっている。孤立・隠遁生活を始めた年齢は20代が60.5%で最も多い。孤立・隠遁期間は「1年以上3年未満」が26.3%で最も多かった。「3カ月未満」(15.4%)、「10年以上」(6.1%)も多い。

孤立・隠遁生活中に主にしている活動は、「OTTなど動画視聴」が23.2%、「ネット活動」が15.6%など。調査期間を基準に「過去1週間、収入を得るために1時間以上、活動したことがある」と答えた人は47.2%だった。

「極端な選択(自殺)を考えたことがある」人は75.4%、実際に行動に移したという人も26.7%に達した。最終回答に応じた人のうち「現状から脱したい」と答えた人は80.8%に上った。この調査で最終的に支援を要請し個人情報提供に同意した人は1903人と集計された。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「何もしない人たちに与えるだけの政策に集中しないで、働いてる人を支援することに力を入れるべき。税金と物価が上がる一方で、まともに働く人が苦しむばかりだ」「手厚く世話してあげすぎるからこうなるんじゃない?飢え死にしそうになったら外に出て働くかもよ」「親の家でぬくぬくして、独立しないのが問題だよ」「失業給付金や青年福祉支援金をなくして、働きもせずごろごろしてる若者に、金と世間の怖さを分からせないと」など、厳しい声が多数寄せられている。

その他、「発達して便利になりすぎた世の中はむしろ人間を脅かす」「働かざる者食うべからずと言う。ただ、周りの大人、社会の先輩たちが、彼らが社会に出て活動できるようにサポートしてあげないといけない」「一日中、一生懸命働いて、くたくたになって帰宅する若者もたくさんいるよ」といったコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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