南京ユース五輪、日本が外出時のJAPANウェア着用に注意喚起=悪化する中国との関係念頭―中国メディア

Record China    2014年8月13日(水) 11時23分

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12日、澎湃新聞は、中国・南京で16日に開幕する第2回ユース五輪に関連し、日本オリンピック委員会(JOC)が日本人選手に対し、外出時にJAPANの文字の入った公式ウエアやユニホームの着用自粛を要請したと伝えた。写真は南京市内。

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2014年8月12日、中国メディア・澎湃新聞は、中国・南京で16日に開幕する第2回ユース五輪に関連し、日本オリンピック委員会(JOC)が日本人選手に対し、外出時にJAPANの文字の入った公式ウエアやユニホームの着用自粛を要請したと伝えた。

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香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、藤原庸介団長は、悪化している日中関係を念頭に、現地での無用な摩擦を避けるため、街中では私服を着用すべきだとの考えを示した。また大気汚染対策としてマスク着用を呼び掛けた。

一方で藤原団長は、「若い選手たちは街の様子を自分の目で見て肌で感じた方がいい」とも話し、将来的に日中関係改善の懸け橋となる選手が多く誕生することに期待を込めた。

藤原団長の注意喚起には、安倍晋三首相の靖国神社参拝や集団的自衛権の行使容認をめぐる周辺国からの批判が背景にあると、澎湃新聞は指摘する。

安倍首相は11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席と会談することを目指している。だが中国側は、尖閣諸島の領有権問題の存在を日本側が認めること、安倍首相が靖国神社を参拝しないことを首脳会談の前提条件としている。

2004年に中国・北京で行われたサッカー男子アジアカップ決勝(3‐1で日本が中国に勝利)では、日本の2点目がハンドのようにも見えたことで、試合後に日本代表が乗るバスが中国人サポーターに囲まれる騒ぎへと発展した。

ユース五輪には14〜18歳の選手が参加する。第1回大会(夏季)は10年にシンガポールで開催された。(翻訳・編集/NY)

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