日本の”異色カフェ”が韓国に続々上陸、人気が高まっている理由は?=韓国ネットには賛否の声

Record Korea    2023年12月20日(水) 21時0分

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20日、韓国メディア・韓国経済は「日本発祥の異色カフェ、執事喫茶が韓国に上陸し、注目を集めている」と伝えた。資料写真。

2023年12月20日、韓国メディア・韓国経済は「日本発祥の異色カフェ、執事喫茶が韓国に上陸し、注目を集めている」と伝えた。

記事によると、ソウル市内に今月プレオープンした執事喫茶は20~30代の女性客から注目を集め、1カ月分の予約がほぼ全て埋まっている。SNSで公開された紹介映像は18日時点で閲覧数が17万4000回を超えたという。

記事は「執事喫茶は06年に東京・池袋に初めて登場したテーマ型カフェ」とし、「店のスタッフが執事になりきり客を主人としてもてなすコンセプトで、客は『お嬢さま』『旦那さま』と呼ばれる」「タキシードを着たスタッフは『お嬢さま、旦那さまはティーカップより重いものを持ってはいけない』と案内し、客はスタッフを『すみません』ではなく、テーブルに置かれたベルを鳴らして呼ぶ」などと説明している。

執事喫茶のノ・ウンヒョク代表は、店をオープンさせた理由について「誰でにも『王子さま』『お姫さま』と呼ばれた時代があったが、歳を重ねて社会に出るとロマンを失ってしまうケースが多い」とし、「そんな人たちに、1日だけでも『お嬢さま』『旦那さま』として尊重されもてなされる存在になれるなど、新たな経験を提供したかった」と説明した。

また「現在は20~30代の女性客が中心。1人で来る人もいるが、2~3人で一緒に予約する人が多く、1日に30~40組が訪れている」と述べたという。

今年初めには、メイドが主人に使えるコンセプトの日本式「メイド喫茶」がソウルにオープンし話題となった。現在ソウル市内には、執事喫茶を含め6店舗の「日本式テーマ型異色カフェ」が運営されている。

人気が高まっていることについて、専門家は「日本の製品や文化に肯定的な感情を持つ若者が増えているため」と分析している。2月に行われた20~30代の626人を対象に行われた「日韓関係認識」調査では、肯定的との回答が42.3%、否定的との回答が17.4%を記録し、肯定が否定より2.4倍多いとの結果が出た。日本に対する好感度も10点満点中5.7点で平均以上だったという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「もてなされたいならホテルのカフェに行ってコーヒーを飲んだ方が良くない?。おかしな方向に発展しそう」「気になって1度行ってみたけど、リピートはしない。実は韓国の性向にはあまり合わないと思う」「性を商品化する日本の文化を国内に持ち込まないでほしい」など否定的な声が上がっている。

一方、否定的な声に対し「理解できる。現実の暮らしでそんな風にもてなされる人はいないから。お金を出して短い時間でもそういう気分を味わいたくなる」「性の商品化だと批判する人がいるけど、アイドルが露出の高い衣装を着て踊ることと何が違うの?」「大人が互いに足りない部分をうまく補い合っているのに何の問題が?。人身売買は徹底的に取り締まり根絶させなければならないが、自由意志による契約にまであれこれ口を出してはならない」などと反論する声も多く見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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