東南アジア諸国でマスク「復活」、新型コロナ激増し変異株が流行―中国メディア

Record ASEAN    2023年12月22日(金) 6時0分

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20日、新京報は、東南アジアで新型コロナ感染者が急増しており、複数の国でマスク着用が復活していると報じた。写真はシンガポール・チャンギ国際空港。

2023年12月20日、中国メディアの新京報は、東南アジアで新型コロナ感染者が急増しており、複数の国でマスク着用が復活していると報じた。

記事は、今年に入って新型コロナの感染が収まったことにより東南アジアの多くの国で「マスク着用令」が緩和されたものの、近ごろ新型コロナ症例が大幅に増加したため、いくつかの国ではマスク着用の重要性を再び呼びかけ始め、空港などで体温測定器を再稼働させた国もあると紹介した。

そして、シンガポールでは今月3〜9日の1週間に新たに新型コロナ患者5万6000人以上が確認され、前週の約3万2000人を大きく上回ったため、同国保健省は19日からこれまで週1日行ってきた患者数の発表を毎日の発表に戻す措置を取ったと伝えた。また、新型コロナ患者増加の理由について、免疫力の低下、年末の祝祭シーズン中の旅行や地域活動の増加など複数の要因が重なった可能性があるとの見解を同省が示していると紹介するとともに、症例の大半がオミクロン株から新たに派生したJN.1型によるものと指摘。JN.1亜型は11月以降、世界で急速に感染が増加しており、世界保健機関(WHO)が11月21日に懸念すべき変異株に指定したと伝えた。

さらに、フィリピン保健省も11月14日、マニラ首都圏の3つの病院で新型コロナ患者用病床がフル稼働状態になっていると発表し、今月2〜11日の新型コロナ新規患者が1910人と1日当たり260人に達し、前週の同100人を大きく上回ったことが同省の発表で明らかになったと紹介。マレーシアでも近ごろ新型コロナ患者が増加傾向にあるものの、当局は「流行はコントロールされており、医療施設に負担をかけることはないと」とし、マスク着用奨励などこれ以上の流行を抑えるための対策を取っているとした。

このほか、インドネシアでは新型コロナ患者が増加している地域への渡航延期とともに、「ワクチン接種を2回済ませ、マスクの着用と手洗いを行い、体調が悪いと感じたら自宅待機する」よう呼びかけており、体温測定設備の再稼働を行っていると伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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