ソウル拘置所の食事が「豪華すぎる」と物議=韓国ネット「人権を放棄した犯罪者をなぜ厚遇?」

Record Korea    2023年12月24日(日) 14時0分

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21日、韓国メディア・アジア経済によると、最近、ソウル拘置所の食事内容がSNS上で広まり物議を醸している。

2023年12月21日、韓国メディア・アジア経済によると、最近、ソウル拘置所の食事内容がSNS上で広まり物議を醸している。現在、韓国内で使用可能な死刑執行施設があるのはソウル拘置所だけで、先ごろ新たに何人かの死刑囚が他の刑務所から移送されたことが話題となった。

記事によると、あるネット上のコミュニティーに20日、「ソウル拘置所の献立」と題して献立表の写真が投稿された。「2023年12月」と表記された献立表には、一日三食のメニューが1週間分、書かれている。ユッケジャン、牛骨スープ、牛肉とワカメのスープ、トッカルビ、鶏肉の辛煮、豚肉のプルコギ、カレーライスなど、肉料理が多くメニューもバラエティーに富んでいる。

この投稿には、「一人暮らしの学生よりいい物を食べている」「自分よりしっかり食事してるな」「税金がもったいない」「出所する頃には太ってそう」「過去に罪を犯したとしても、人間なのだから食べないと」「何を食べようと彼らの自由だ」など、賛否さまざまなコメントが寄せられている。

「献立の投稿」が物議を醸した背景には、最近、警察や軍隊で提供される食事の粗末さが問題視されていた件があるという。

今月5日、ネット上に「ソウル○○警察署の朝食メニューです」とのタイトルで、「サラダを挟んだ小さなパン2つ、イチゴジャム、具のないスープ」という食事の写真が投稿された。「価格は5000ウォン(約550円)、これで全てだ。皆さん、朝ご飯を食べて頑張りましょう」との文章が添えられている。記事は「物価高を考えても、警察署の食堂で出す5000ウォンのメニューとは思えないレベル」だと指摘している。

また7月には、ある軍部隊が新型コロナウイルス感染で隔離された兵士に提供した食事が粗末すぎるとして物議を醸した。投稿者は、「弟がコロナ陽性になって5日間、隔離生活をすることになった」として、「白飯に小さな肉団子2つ、ハム2切れ、キムチが少し」という弁当の写真を投稿。自身が2021~22年に服務していた頃も、隔離された兵士には似たような食事が提供されていたと明かし、「これを読んでいる皆さんも、このような待遇は間違っていると考えてほしい」と呼びかけている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「我々の税金が犯罪者の食費になることがそもそも納得いかないのに、国軍の将兵たちよりいい物を食べてるなんてありえない」「罪を犯したら罰を受けるのは当然なのに、なぜこんなに厚遇を?医療も無料、冷暖房完備。人権人権と騒いでおかしくなってる」「白飯とキムチだけの食事でも上等だよ。相手は自ら人権を放棄した犯罪者たちだ」「被害者の人権を踏みにじった犯罪者の人権など保護する価値はない」「刑務所は快適な空間であるべきではない」「真面目に生きている学生がバイトをしても生活が苦しくて三食食べられずにいるというのに、他人の命と財産を奪った凶悪犯たちは栄養バランスの取れた食事を出してもらえてるなんて。麦飯に水をかけた物でも食べさせておけばいい」「被害者は血の涙を流しながら生きている。刑務所の福利、福祉費を削って、社会的弱者層、犯罪被害者のために少しでも多くの予算を使うべきだ」など、不満の声が殺到している。翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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