2014年8月13日、韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領に関する産経新聞の報道とそれに対する韓国政府の抗議が、日中韓のネットで注目を集めている。

【その他の写真】

産経新聞は今月3日、韓国の朝鮮日報のコラムなどを引用し、「セウォル号が沈んだ当日、朴大統領が7時間にわたり行方不明となっていた。この間、男性と密会していたのでは」という内容の記事を掲載。これに対し韓国の尹炳世（ユン・ビョンセ）外相は、深刻な名誉棄損だと抗議した。この騒動に関して、日中韓のネットユーザーはどのように見ているのだろうか？以下は各国ネットユーザーのコメントの一部。

日本ネットユーザー：

「一刻も早い断交を！」

「ありもしない名誉など棄損のしようがない」

「頑張れ産経」

「文句があるなら、朝鮮日報に言え！」

「（朴大統領は）空白の時間に何をしていたのだろうか」

中国ネットユーザー：

「国家指導者の悪口は確かに低俗」

「韓国メディアは北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）をたびたび攻撃しているが、責任はとったのか？」

「（国家指導者に対する批判報道）この点に関して北朝鮮は韓国より器が大きいな」

「日中韓のメディアはまるで狂犬だな。互いをかみ合っている」

「日本の右翼メディアが堂々と個人を攻撃していることに、日本政府は責任を感じるべきだ！」

韓国ネットユーザー：

「本当に訴訟するのだろうか？恐らくできないだろうな」

「常識的な考え方からすると、（日本の記者の）このような疑問が出てくるのは当然だろう。大統領を愚弄（ぐろう）したといった考えを持つ前に、何を隠そうとしてこうなったのか」

「日本の新聞から少しでも何か（記事が）出てきたら、『韓国のマスコミと同じように脅せばいい』という安易な考え方を持っている政府関係者も笑わせるよ」

「セウォル号の件では、終始知らないフリをしてるけど、今回のことはちょっとしんどそうだね。日本以外の他の国の新聞にまで同じことをするのか？（朴槿恵氏が）韓国大統領だということが悲しいよ」

「チェ・ボシク（※朴大統領の疑惑を伝えた朝鮮日報の記者）はいつ召喚されるんだ？」（翻訳・編集/内山）