香港の俳優アンディ・ラウ（劉徳華）がこれまでに寄付に注ぎ込んだ金額が莫大（ばくだい）な数字に上ることを中国メディアが伝えた。

中国北西部の甘粛省臨夏回族自治州積石山県で18日、マグニチュード（M）6．2の地震が発生した。多くの有名芸能人が次々と被災地に向けた支援を表明する中、アンディ・ラウも800万元（約1億6000万円）を寄付していたことがこのほど明らかに。現金が500万元（約9900万円）、残りの300万元（約5900万円）は物資による寄付となっている。

アンディ・ラウは11月末に父親を亡くし、今月はじめに香港で告別式を終えたばかり。悲しみの中でも世間に目を向けて寄付していたことが明らかになり、ネットでは称賛の声が上がっている。

中国のニュースメディア・捜狐（SOHU）によると、アンディ・ラウが過去30年以上の間に寄付に投じた金額は、現在の価値に換算すると総額10億元（約200億円）ほどになるという。中国での寄付を振り返ると、1991年に発生した大規模な水害には当時、500万元の寄付を表明。これを現在の価値に換算すれば1億元（約20億円）余りに相当するとしている。2008年5月に発生した四川大地震では、個人およびさまざまな形で寄付金額は5000万元（約10億円）を超えると報じている。（Mathilda）