中国の若者の間で流行する「偽装貯金法」とは?―豪メディア

Record China    2024年1月3日(水) 9時0分

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オーストラリアメディア・看新聞はこのほど、中国の若者の間で特殊な「貯金法」が流行しているとする記事を掲載した。

オーストラリアメディア・看新聞はこのほど、中国の若者の間で特殊な「貯金法」が流行しているとする記事を掲載した。

記事によると、近ごろ中国の若者の間で「妊娠した」「子どもが生まれた」「生活が困難」などさまざまなシチュエーションを仮定し、必要な費用を自分の口座に貯めていくという奇抜な貯金法「偽装貯金法」が流行しているという。

実際に実践したあるネットユーザーは、9月のある日に突然気持ち悪くなり吐き気がしたことから「自分は妊娠した」と想像し、妊娠検査キットを30元(約600円)で購入したと「仮想」、その「代金」を自分の銀行口座に入金した。以後、妊娠・出産スケジュールに合わせて検査費用などのお金をその都度自身の口座に入れていき、74日間の「偽装」によって計4000元(約8万円)近い貯金に成功したという。

このユーザーは4月に予定している「出産」、さらにはその後の育児も「偽装」し続け、その都度発生するであろう費用を貯金していくつもりで、このお金を自身の老後資金に充てようと考えているそうだ。

記事は、このユーザーの書き込みがネット上で注目を集め、模倣者が次々と出現したと紹介。出産や子育てのほか、不幸な生い立ちやペットの飼育、自身の病気など思い思いの設定のもとで貯金を始めていると伝えた。そして、このような貯金スタイルが流行していることについて、「経済や就職状況が低迷し続ける中、中国の若者の消費意識がより慎重になり、貯金志向が顕著に高まっていることの表れだ」との分析も出ていると伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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