ウォン・カーウァイ監督×フー・ゴーのドラマ「繁花」、好調な滑り出し

anomado    2023年12月28日(木) 18時0分

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ウォン・カーウァイ監督が手掛け、中国の俳優フー・ゴーが主演を務めるドラマ「繁花」がオンエアを迎え、好調な滑り出しを見せている。

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ウォン・カーウァイ(王家衛)監督が手掛け、中国の俳優フー・ゴー(胡歌)が主演を務めるドラマ「繁花」がオンエアを迎え、好調な滑り出しを見せている。

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「繁花」は上海出身の小説家・金宇澄(ジン・ユイチョン)が、2012年に中国最高峰の文学賞「茅盾文学奨」を受賞した長編小説を映像化するドラマ。1960~70年代と90年代の激動の時代を舞台に、移り変わる上海とそこに暮らす人々が、阿宝(アーバオ)という男性の目を通じてつづられる。

ウォン・カーウァイ監督にとっては、13年公開の映画「グランド・マスター」から数えて10年ぶりの新作となるが、27日に国営テレビ・中央電視台(CCTV)と動画配信サービス・騰訊視頻(テンセント)でオンエアを迎えた。中国メディアによると第1話の視聴率は2%を突破し、中国のSNS・微博(ウェイボー)ではトレンドランキングに7つの関連トピックスが相次いで登場。視聴率については、19年に大ヒットしたドラマ「明蘭~才媛の春~」が当時、湖南衛星テレビで1年7カ月ぶりに2%超えを達成した作品として話題になったことでも注目度の高さが分かる。


第1話を見た視聴者からは、画面の色彩やカメラワークでも物語を見せるウォン監督らしい演出に称賛の声が上がった。原作小説を読んだ人からは、「全くのオリジナル脚本で原作の面影がない」といった声も聞かれたが、人気武侠小説をベースにした94年公開のウォン監督作品「楽園の瑕」を例に挙げ、監督らしいアレンジだと肯定的な意見も多く見られる。


上海出身のウォン監督は、5歳だった63年に香港へ移住した。中国メディアのインタビューでは、今も上海で暮らすいとこ全員が「繁花」と同じ年代を生きており、彼らが何を経験してきたのかを描きたかったと語っている。なお、ウォン監督は「繁花」が出版された翌年に、映像化に向けた版権を早くも取得しており、同作について「上海版の『清明上河図』のような作品」「上海人と上海文化の辞書」と評している。(Mathilda






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