人民網日本語版 2023年12月31日(日) 15時0分
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中国が独自に開発した、将来の「空飛ぶタクシー」と見なされている2tクラスの電動垂直離着陸機がテスト飛行に成功した。
最近、中国が独自に開発した、将来の「空飛ぶタクシー」と見なされている2tクラスの電動垂直離着陸機(eVTOL)がテスト飛行に成功した。
上海の航空テクノロジー企業が開発・設計したこの電動垂直離着陸機「M1」の仕様は、全長10m、全高3m、全幅15m、重量2t、自動運転、設計航続距離250km、最大巡航速度200km/h、最大積載量500kg、搭乗者最大5人となっている。
M1は滑走路が不要で、垂直に離着陸することができ、電力によってモーターを駆動するため、低騒音とゼロエミッションを実現できる。
今年3月末にM1の第1機が正式に工場でラインオフし、9月に第1回飛行のためのテストが始まり、10月に初飛行に成功し、中国初の独自開発・2tクラスのeVTOLとなった。
11月に行われた第6回中国国際輸入博覧会(輸入博)では、この将来の都市上空の移動交通スタイルを象徴する「空飛ぶタクシー」が非常に注目を集め、意向表明書も獲得した。
異なる型番・用途のeVTOLが次々に誕生するには、サプライチェーンと産業チェーンの協同・連携が欠かせない。
現在、eVTOLは新型交通分野の新たな注目株となっており、今後、民用航空と地上交通との間の空白を埋める見込みだ。地上より上・高度3000mより下の低空域で立体的な低空域交通システムを構築することが期待される。中国ではeVTOLのスタートは遅かったが、新製品が続々と生み出されており、検討中の応用シーンもますます増えている。
中国民航管理幹部学院の許東松副研究員は、「全体として見ると、eVTOL分野全体においてもドローン分野においても、中国は世界の先頭集団に入っている」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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