千羽鶴は被災地に送るべきではない?中国でも高い関心

Record China    2024年1月5日(金) 17時20分

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4日、頭条新聞は、石川県能登地方で発生した地震により大きな被害が出ている日本で、日本の記者が被災地に千羽鶴を送らないよう呼び掛けていると報じた。

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2024年1月4日、中国・頭条新聞は、石川県能登地方で発生した地震により大きな被害が出ている日本で、日本の記者が被災地に千羽鶴を送らないよう呼び掛けていると報じた。

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記事は、能登地方が1日に発生したマグニチュード7.6の地震で80人以上が犠牲となるなど大きな被害が出ており、日本国内のさまざまな機関や団体が被災地に支援物資を提供していると紹介。日本のある記者が3日、「多くの市民がお金を払って千羽鶴を買い、貴重な輸送資源を利用して役に立たない手工芸品を被災地に送っている。そのお金やスペースを飲み物や食べ物を支援するのに用いてもらいたい」といった主旨の書き込みをネット上で行ったとした。

そして、日本の文化では他人に祈りを捧げる意味で千羽鶴を送る風習があると紹介する一方で、記者の書き込みに対して多くの日本のネットユーザーが賛同しており、中には被災地への千羽鶴送付を禁止する法律をつくるべきだと提案する人もいたと紹介。ウクライナ危機やトルコ地震の際にも現地に千羽鶴を送ろうとの呼び掛ける日本人が出現したものの、現地から受け入れを拒否されたと伝えている。

この件について、中国のネットユーザーは「同じ紙でもトイレットペーパーの方が役に立つもんね」「こういった物を送るよりは何か実用的なものを送ったり、食べたり着たりした方がいい」「使えるとするなら燃やして暖を取るぐらいか」「物事の軽重や、実用性、何が被災民の助けになるかを考えさせる教育がいかに大切かってことだよな」「確かに被災者は外部からの関心を必要としているけれど、送るべきはやっぱり物資と支援の力だよなあ」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻

輪島市内

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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