Record China 2024年1月13日(土) 8時0分
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日本の華字メディア・中文導報は、元日に発生した能登半島地震に関する在日中国人の手記を掲載した。
日本の華字メディア・中文導報は、元日に発生した能登半島地震に関する在日中国人の手記を掲載した。以下はその概要。
「明日が先に来るか、事故が先に来るかは永遠に分からない」といわれる。確かに人生とは無常で、死ははるか遠くにあるように思える一方、時に目の前にあるとも感じられる。私たちは一日一日を大切にすると同時に、死に対して畏敬の念を持たなければならない。
新年の初日、人々はお祝いムードだったが、この雰囲気を打ち破るニュースが飛び込んできた。石川県能登などで最大震度7の地震が発生し、津波警報が出された。私は、2011年3月11日に発生した東日本大震災のことを思い出した。当時は東京も揺れが強く、それに伴う津波は目をそむけたくなるような惨状を生み出した。
(今回の地震で)テレビ局はバラエティー番組の放送を見送り、アナウンサーが「早く逃げて!」と繰り返した。さまざまな角度から地震について報じられた。人々の安全を祈る重要な時に、私は(中国の)ネット上のさまざまな言葉による攻撃に衝撃を受けた。「(地震は)新年の贈り物だ」とか「本当にうれしい」とか。反論しようとするユーザーは嘲笑された。
私は在日中国人として、彼らがどんな思いなのか理解に苦しむ。つい先日の甘粛省の地震では、日本の友人たちが応援してくれ、物資の援助などもしてくれたというのに。今、ネット上でたくさんの(日本への)冷笑を見て、私はとてもつらく、深い恥ずかしさを覚える。もちろん、私はそれでも多くの人は善良であると信じたい。
被災地の人はどんな思いで夜を明かしただろうか。停電や断水、通信が絶たれたところもある。被災地では数日間、震度7前後の地震が再び起きる可能性があると注意を呼び掛けている。気持ちばかりで何もできないが、心から(被災地の)無事を祈っている。(翻訳・編集/北田)
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