Record Korea 2024年1月17日(水) 6時0分
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16日、韓国・朝鮮Bizは「不動産景気の落ち込みによりホームファニシング市場が低迷する中、“日本のイケア”と呼ばれるニトリが韓国内での流通網拡大を進めている」と伝えた。写真はニトリ。
2024年1月16日、韓国・朝鮮Bizは「不動産景気の落ち込みによりホームファニシング市場が低迷する中、“日本のイケア”と呼ばれるニトリが韓国内での流通網拡大を進めている」と伝えた。
記事によると、昨年11月にソウルのイーマート下月谷店に1号店をオープンさせたニトリは、来月22日に大型スーパー「ホームプラス」の永登浦店に2号、3月に加陽店に3号店、4月に仁川延寿店に4号店を続々オープンさせる予定。
ニトリは韓国に進出した際「イケアとの違いは店舗数だ」とし、「10年以内に韓国に200店舗をオープンさせる」との目標を語っていた。また、郊外に大型店舗を構えるイケアと違い「客が30分以内に行ける店」を追求するとの考えを示していたという。
記事はニトリの成長について「大邱への出店を控えていたイケアが先月、経営悪化を理由に新規出店計画を保留にしたこととは対照的だ」とし、「イケアは1800億ウォン(約197億円)を投じて25年に大邱に新規店舗を建設する内容の投資協約を締結していたが、最近『進出が難しい』との立場を大邱市に伝えた」と説明している。
スウェーデンの家具大手イケアは韓国に進出して10年が経つが店舗数は4店舗にとどまっており、原因は業績不振とされている。進出時は「韓国の家具市場を蚕食する」と評価されていたが、アクセスの悪さや購入者自ら組み立てる手間がかかる点などが原因で成長が鈍化した。さらに建設景気の低迷や住宅売買の減少などにより業況が悪化していることも影響したという。
また韓国の大型スーパーは最近、食料品売場を縮小させて集客力の高いテナントを集めることに力を入れており、このニーズにニトリの計画がはまったとも分析されているという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「ニトリを歓迎します」「ニトリは質がいい」「イケアは大して安くないし、使えるものがあまりない」「韓国でイケアが失敗した理由は、商品が他の国に比べて高く売られていること、商品の耐久性が低いこと、自分で組み立てるのはいいが配送費まで含めると品質の割に安くないこと」「イケアは価格の安いものは品質が悪く、高いものは普通に使えるという印象。だからわざわざ遠いところまで行って買う必要がない」「ニトリがイケアと戦うにはもっと大きい店舗をつくった方がいいのでは」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本)
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