中国メディアの環球時報は22日、フランスにおける中国バイクブランドの台頭について伝えたフランスの自動車・オートバイ関連ニュースサイト、Auto Motoの記事を取り上げた。

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記事はまず、中国の新興バイクブランド、CFMOTO（CFモト）とZONTES（ゾンテス）について「エキゾチックなブランドイメージを払拭し、二輪車市場で真のプレーヤーとしての地位を確立している」と伝えた。

記事によると、中国の巨大産業企業に属するこの二つのブランドは、フランス市場の一角を占めようとしている。軽蔑的に「シノワズリ」と呼ばれる安価に製造され安価で販売される製品を提供するのではなく、「プレミアム」なアプローチを通じて、二輪車のリーダー、特に日本のメーカーと競争しようとしている。主なセールスポイントは、オリジナルのデザイン、著名な設備、そして欧州の基準に対応するより丁寧な製造品質だ。

フランスでこの二つのブランドの販売を担当するGD Franceは、2年連続で売上の大幅な増加を達成した。ZONTESの2023年の登録台数は前年比33％増を記録し、国内の登録台数ランキングで13位と好調だ。その成功は125ccの小排気量によるものだが、さらにエンジンサイズを大きくする取り組みを推進し、703ccエンジンを搭載したモデルなどを24年末にフランス市場に投入する。

CFMOTOの23年の登録台数は前年比60％増の1632台で、競合他社に比べて少ないように見えるが、それにはGD Franceによる綿密な販売拠点構築が反映されている。CFMOTOは現在、国内に約150カ所の販売拠点を持ち、3年間のメーカー保証を付けて製品の品質と耐久性を納得させるよう努めている。

記事は、GD Franceについて「CFMOTOやZONTESなどの中国ブランドの成功により、最もオープンな独立輸入業者としての地位を確立している。CFMOTOは電動スクーター3モデルを通じて自社の電動バイクブランドZEEHOを推進する。GD Franceは23年の成功を生かし、CFMOTOとZONTESを二輪車業界における本格的なプレーヤーへと押し上げていく」と伝えた。（翻訳・編集/柳川）