Record Korea 2024年1月24日(水) 11時0分
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23日、韓国メディア・韓国経済は「中国のEVメーカー、比亜迪が韓国市場に自信を持って送り出した電気1トントラック『T4K』が、極度の販売不振にあえいでいる」と伝えた。写真はソウル。
2024年1月23日、韓国メディア・韓国経済は「中国の電気自動車(EV)メーカー、比亜迪(BYD)が韓国市場に自信を持って送り出した電気1トントラック『T4K』が、極度の販売不振にあえいでいる」と伝えた。
CARISYOUデータ研究所によると、昨年4月に韓国で発売された「T4K」の年間販売台数は213台だった。BYDは当初3000台を目標に掲げていたが届かなかった。現代自動車の「ポーター エレクトリック」は2万5806台、起亜自動車の「ボンゴ3 EV」は1万5112台売れており、記事は「ライバルと言うのもおこがましい水準だ」と指摘している。
T4KはBYDが「電気乗用車ではなく世界販売1位の電気トラックで認められてみせる」と野心を持って韓国市場に投入した初の電気トラックだ。しかし、苦戦する結果となった原因には、まず価格競争力が挙げられるという。T4Kは4669万ウォン(約516万円)に設定されたが、ポーターやボンゴなどに比べ200万ウォンほど高い。「中国車なのに国産車より高い」という認識が足を引っ張ったとの指摘だ。
BYDは16年に韓国法人を設立。以来、電気バス、電気フォークリフトなどを韓国内で販売している。電気バスの「eBus-12」は昨年、前年比275%増加の330台を販売し、輸入商用車8位を記録している。業界はBYDの乗用車発売に関心を向けているが、T4Kの不振により韓国での発売は遅れるのではとの見方が出ているという。ある業界関係者は「中国産に対する否定的な認識が膨らんでいる状況で、とりわけ自動車は安全に直結する商品だけに、中国ブランドの韓国での成功は容易ではないだろう」と話している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「それでも少しは売れていることに驚く」「CMも流れてないし販売店もなく、中国車だからブランドイメージも悪い。それでどうやって売るつもりだったのか」「高いしサービスがなってない。売れる方がおかしい」「中国製品は信頼できないから買わないよ」「偽物臭がぷんぷんするのに、こんな車を誰が買う?」「ただでもらっても乗らずに廃車にする」など、冷ややかなコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
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