2024年1月25日、韓国のニュース専門チャンネル・YTNは「昨年10～12月期に半導体の輸出などが改善し、年間経済成長率が政府目標値を達成した」と伝えた。

記事によると、韓国銀行は同日、韓国の昨年の実質国内総生産（GDP）が前年比1．4％増加したと発表した。建設投資と設備投資が増加に転じた一方で、民間消費と政府消費、輸出と輸入の増加幅は減少した。韓国の年間経済成長率は新型コロナウイルスの流行が始まった20年にマイナス0．7％になった後、21年には4．3％、22年には2．6％を記録していた。

昨年10月～12月期の実質国内総生産は前四半期比0．6％増、前年同期比2．2％増となった。

輸出が半導体を中心に2．6％増え、石油製品などの輸入も1％増加した。民間消費と政府消費もそれぞれ0．2％、0．4％増加した。設備投資も運送装備などが3％増えたが、建設投資は建物建設と土木建設がともに減り4．2％減を記録したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「韓国がたったの1％成長とは…」「コロナのときよりひどい記録」「それなのにメディアは『達成』と言って持ち上げるのか」「大統領が代わるだけでここまで国が揺らぐとは思わなかった」「前政権なら2％を超えていたはずだ」「1．4％成長なのに物価は10％上がるのか…」などため息交じりの声が上がっている。（翻訳・編集/堂本）