米ハワイ州のホノルル市内で現地時間23日午後9時15分ごろ、あるフィットネスジムの近くを散歩していた25歳の中国人女性教師が、男性から液体をかけられ、体にひどいやけどを負いました。女性は病院に運ばれ治療を受けましたが、意識不明の重体だったということです。

その後、25日にホノルル警察が容疑者の男を逮捕したと発表しました。容疑者は29歳の男で、現地時間25日夜に同市ニミッツ地区で、二級殺人未遂の容疑で逮捕されたということです。

ハワイ中華総商会は、襲撃された女性教師のためにインターネット上でクラウドファンディングを行っており、27日午後3時30分時点で761人が寄付し、総額5万ドルを超えました。同商会の責任者によると、被害者は現在意識を取り戻しており、この5万ドルの募金は主に被害者の治療や、山東省の農村部に住む被害者の両親のハワイへの渡航費に使われます。被害者は顔にやけどを負い、今後の治療やリハビリにはまだ多額の費用がかかる見込みだということです。

これを受けてロサンゼルス駐在中国総領事館は、被害者が中国公民であることを確認し、ハワイ州政府の責任者に交渉を申し入れ、事件への高度な関心を示しました。犯人の残虐な行為を強く非難し、負傷した中国公民の治療に全力を尽くすようハワイ州政府に求め、事件の捜査を急ぎ、犯人を速やかに逮捕し、その動機を明らかにするよう促しました。（提供/CRI）